私事の記録 2012年12月1日

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長い間ありがとう。お疲れさま。


辛い出来事に屈することのない人

身近な人のために自己を抑えてしのぶ人

感情をあまり表に出さない人

厳しい人



でも曾孫の私には優しい顔の思い出しかない。

手先が器用でセーターをよく編んでくれた。

目が疲れると言って、趣味が編み物からジグソーパズルに変わった。

ただの1000ピースじゃあ満足できなくて

NY土産の複雑なやつに挑んで、ちゃんと完成させた。

「あれは難しかったで~」と笑顔で得意げだった。

体が不自由となってからの施設での晩年は、こまこまと動くことが

好きだっただけに、とても歯がゆい日々だったろう。

それでも毎日長女が様子を見に来て、次女や三女、

その子、その孫と家族といった皆に大切にされていた。

それは見ていてとても幸せな光景だった。


とてもとても緩やかな下降曲線は、私たちに覚悟をする時間を

たっぷり与えてくれた。

天寿をまっとうして苦しみの少ない最後を迎えてくれた。

だから、こらえられない悲しみよりも、最後を看取れた安堵感が

勝っていたのかもれしれない

白い着物で横たわるそばで、

三人の娘や孫、姪、その他大勢はこれからお葬式だと言うのに

いつもと変わらず明るく賑やかだった。



最後のとき、

色とりどりの花に埋もれたばあばあちゃんに

三人の娘がかけた「お母さん、ありがとう」の言葉は

99年4か月のはかり知れない重みを教えてくれた。


やっぱりさみしい。

でも、ありがとう。その人生に私も混ぜてくれてありがとう。


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